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Ryzen Z2 Extreme搭載MSI「Claw A8 BZ2EM」は初めてゲーム機型PCを買う人にオススメ、その5つの理由とは

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さらに隙がなくなったクイックセッティング

 クイックセッティングボタンをクリックすると、画面左にクイックセッティングが表示される。競合他社だと1画面だけで、スクロールして各項目を探す必要がある。しかし、MSIのクイックセッティングは、「Claw 8 AI+ A2VM」の時からタブ分けもされ、非常に使い易い。

 また、ゲームプレイ中だとマウスカーソルで動作していないので、十字キーで項目を選択しようとしたり、画面タッチで操作する必要があるので面倒だ。一方で、本機はタブでキャプチャや、音声、パフォーマンスを切り替えられるので、コントローラー操作でも手早くキャプチャで録画を行なったり、音声で音量を調整したりができる。

 さらに、CPUがAMD製になったことで、ゲーム側の対応に依存せずにフレームレートを向上させられる「AMD AFMF(AMD Fluid Motion Frames)」のオン/オフも行なえるようになっている。そのうえ、MicrosoftのAIアシスタント「Copilot」も追加されていた。

クイックセッティングではゲームパッドモードとデスクトップモードの切り替えや、パフォーマンスの設定を変更したり、さまざまな設定が手早く切り替えられる。電源を切る機能もあるため、わざわざWindowsボタンからシャットダウンをする必要もないなど、ゲーム機型だと便利な機能が充実している
タブをLB/RBボタンを使って手早く切り替えることで、キャプチャや音声機能が呼び出せる

 CPUのクロックを上げる「CPU Boost」も今回より追加している。また、従来機ではディスプレイに接続してデスクトップのように使用する際、USBハブにXboxのゲームパッドなどを接続。そうしてから、ゲームをプレイしようとしても、ゲームによっては認識せず、本体のゲームパッド操作が優先されることがあった。

 しかし、「Claw A8 BZ2EM」では「組み込みコントローラー」という項目が追加され、これを“オフ”にすると本体側のコントローラーが無効になり、別途接続したゲームパッドでゲームが遊べるようになる。このようにゲーム機型PCで起こり得る問題に対処する機能は、筆者の知る限り同社が最も多く、ユーザビリティーが高いと感じた。

組み込みコントローラーをオフにする機能は、本機から追加されている

 もちろん、従来からのリアルタイムでシステム情報が出せる「リアルタイムモニター」や、メモリの解放、Twitchなどをオーバーレイさせて表示できるゲームアシストなども使用できる。

リアルタイムモニターは、設定項目の表示数や、表示を縦長、横長どちらで表示するか、また表示位置も左上、中央上、右上、左下、中央下、右下と変えられる
ソフトウェアキーボードもクイックセッティングから起動できる
ゲームプレイ中にTwitchで他の人のプレイ動画を見ることなどもできる

 また、以前はクイックセッティングのパフォーマンス設定では、「AIエンジン」、「耐久性」、「手動」といった3つの項目をクリックして切り替えるだけだったが、最新バージョンではパフォーマンス設定が小さい窓でポップアップし、SPL、SPPT、FPPTが調整できるようになった。このため、「MSI Center M」のパフォーマンス設定を立ち上げる必要がなくなった。

 こうした、細やかな改修により使い易さが徐々に向上している点は、大いに評価できるポイントだ。

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