『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』は最高設定でも遊べる
未だに原作人気が根強い「鬼滅の刃」を題材とした鬼殺対戦アクションゲーム『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』もピックアップしてみた。ここからはCapFrameXを使ってフレームレートを測定している。最小値は1% Low Avarageを参照している。



©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable ©「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2」製作委員会

『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』は、割と軽めで1920×1200ドットでも平均48.4fpsとまずまず。本作は60fps制限なので、これでも十分快適な動作だが、最小値は20.6fpsと30fpsを割っている。シーンによって画面のカク付きが気になるようなら、画質設定を見直す必要がありそうだ。
『Mecha BREAK』も低設定なら110fps超え!
7月1日についに正式配信が始まった、ロボゲー好き待望の新作『Mecha BREAK』ではどうだろうか。品質は「低」、FSRの設定は「最高パフォーマンス」としてフレームレートを測定した。

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『Mecha BREAK』は機体によってはかなり激しく動き回る。しかしながら、「低」設定なら平均114.9fpsと軽快に動作している。最小値も65.4fpsと60fps以上を維持しているので、筆者が試した限りラグなどは感じなかった。ただし、機体のディテールなどは大分落ちるので、画質を上げて平均60fpsくらいからAFMFでフレームレートを上げるなどした方が視認性は良いかもしれない。
フレーム生成などにより『Stellar Blade』も快適動作
PC版が6月12日に配信され、操作キャラのイヴのビジュアルも相まって人気が高い『Stellar Blade』はどうだろうか。品質は「低」にし、AMD FSR 3の「ハイパフォーマンス」に設定し、フレーム生成を有効にしてフレームレートを測定した。


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1920×1200ドットでは、平均72.2fpsと60fpsを10fps以上超え、動作も滑らか。最小値も47.4fpsと30fpsを余裕で超え、序盤をプレイした限りでは操作に支障があるようには感じなかった。多少、美麗な映像が粗く、もったいない感じではあるが、動作的には快適に遊べるのはうれしいところ。
3Dで蘇った名作『ToHeart』はHD画質なら30fps超え
最後に3Dとなって生まれ変わった『ToHeart』のフレームレートをチェックしてみた。品質はパフォーマンス優先だと大分画質が落ちるので、画質優先の「グラフィックスモード」にしてフレームレートを測定している。アスペクト比16:10と、1600×900ドットが選択できなかったため、1920×1080ドットのフルHDと、1280×720ドットのHDのみでフレームレートを測定した。


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本来アドベンチャーゲームは非常に軽いが、フル3Dになったためか動きのあるシーンだと大分重い。フルHDだと平均23.9fpsで、最小値は18.1fpsと20fpsを割っている。しかしながら、背景が前から後ろに流れたり、瞬きや口が動いたりと、動き自体は少ないので画面が重くガクガクでプレイできない、といったほどではない。
とはいえ、たまにカク付くのでHD画質でプレイすることをオススメしたい。
まとめ:CPU&GPU性能が総じて高く、機能も充実した名機
「Claw A8 BZ2EM」は国内ではどこよりも早くAMDのハンドヘルド向け最新CPU「Ryzen Z2 Extreme」を搭載したゲーム機型PCだ。CPUのシングルスレッド性能は、現行のゲーム機型PCの中では最も高く、GPUコア数も上がったことでRyzen搭載機の中では最も高いグラフィックス性能を有する。

ゲームによっては内蔵GPUにIntel Arcを内蔵するCPUを採用している、同社の既存モデルの方が高い数値を出しているが、近年のRadeonドライバーの成熟性と、Radeon GPUであれば使えるフレーム生成「AFMF」によるフレームレートの向上も考慮すれば、より幅広いゲームを快適にプレイできる期待感がある。
また、今のところ競合他社にはないAIによるパフォーマンス管理機能や、タブ分けされて利便性が高いクイックセッティングなどにより、手に持って使っている際に不便になる操作がカバーされているため、初めてゲーム機型PCを購入する人にもオススメできる製品に仕上がっている。
Steam Deckなどと比べると価格は多少ネックだが、その価格差以上の完成度と性能を備えているので、何か1台ゲーム機型PCが欲しいと悩んでいる人は、購入を検討してみてはどうだろうか。
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