総合性能ではトップに!
総合性能ベンチマークの定番「PCMark 10」でも、性能を確認してみた。


高いシングルスレッド性能によるものか、PCMark 10では7359と、どの製品よりも高いスコアとなった。内訳を見てみると「Claw 8 AI+ A2VM」には、写真や動画編集といったクリエイティブな作業の「Digital Content Creation」では300ほどスコアで負けていたが、ビジネスアプリの動作を計測する「Productivity」では1300ほど高いスコアを示している。
シングルスレッド性能とのバランスで、ゲームやクリエイティブな作業以外の普段使いの性能は、現状のゲーム機型PCのなかでももっとも快適な性能を有していそうだ。
テストによってはIntel Arcよりも高いスコアを示した
GPUの定番ベンチマークソフトである「3DMark」の結果もいくつか見ていきたい。古い機種との比較は「Fire Strike」と「Time Spy」だけで比較。それを含めて「Claw A8 BZ2EM」だけ計測した複数のテストも図版化しておく。


テスト解像度が2560×1440ドットと高いTime Spyでは、「Claw 8 AI+ A2VM」に400ほどスコア差を付けられたが、なぜかテスト解像度1920×1080ドットのFire Strikeでは逆転している。
また、Night Raidなどほかのテストも概ね「Claw 8 AI+ A2VM」の方が高いスコアになっているが、リアルタイムレイトレーシングに対応した「Steel Nomad Light」では、「Claw A8 BZ2EM」の方が200以上の差を付けて勝っている。ゲームの作りによる相性で、快適度が逆転できるものもありそうだ。
『FrugPunk』は120fps以上で快適にプレイ可能
最後にいくつかの実ゲームの計測結果を見ていこう。まずは、軽めなFPSタイトルとして『FrugPunk』のゲーム内ベンチマークでもチェックしてみた。ゲームバージョンは「376.0.15」、DirectX12で、品質は「優秀」にしてフレームレートを測定した。

『FrugPunk』は品質が「優秀」でも、1920×1200ドットで平均125fpsと高いフレームレートが維持できていた。品質を「スタンダード」に落とすと平均233fpsまで上がっていたため、大型なディスプレイに接続して、マウスとキーボードを使って、より高画質で遊ぶこともできそうだ。
『レインボーシックス シージ エックス』は低設定なら快適
FPSからもう1タイトル『レインボーシックス シージ エックス』をピックアップ。品質は「低」にし、ゲーム内ベンチマークでフレームレートを測定した。

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『レインボーシックス シージ エックス』は、『FrugPunk』よりは重い。それでも、品質が「低」なら1920×1200ドットで平均100fpsと、快適に遊べるフレームレートが計測できた。
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