SFFに対応したパーツとMini-ITXケースを用意
最近のPC自作は、ピラーレスケースを推しているパソコン専門店もあるため、そのイメージが強いが、昔から小型なケースで作る需要も根強い。小型のPCは省スペースで場所を取らないだけでなく、軽くて動かすのもラクで掃除もし易い。
また、日本ではあまり馴染みがない人もいると思うが、車に積んでLANパーティ―に持って行き易いなど、多くの利点がある。
そのため、今回は以下のようなパーツを用意してPRIME-RX9070-O16Gを搭載した小型のPCを1台組んでみた。まずは簡単にパーツを紹介したい。


CPUは2024年8月に発売されたZen 5アーキテクチャのAMD「Ryzen 7 9700X」。8コア/16スレッドで、最大ブーストクロックは5.5GHz。TDPが前世代のRyzen 7 7700Xの105WからTDP65Wに抑えられたため、マルチスレッド性能の向上は大きくなかった。しかし、その分扱い易さは増し、より高いシングルスレッド性能により、ゲーミング性能は総じて高めとなっている。

マザーボードは10(70A)+2(70A)+1(80A)フェーズの電源回路を搭載したMini-ITXの「ROG STRIX B850-I GAMING WIFI」。PCI Express 5.0 x16拡張スロットに加え、小型ながらM.2スロットもPCI Express 5.0(PCIe 5.0)スロット×2を備える。


また、最新のWi-Fi 7のワイヤレス通信や、2.5G LANポートも備える。オーディオには独自技術の「ROG SupremeFX」を採用し、全チャンネルで最大32ビット/384 kHzの高解像度再生が可能なALC4080コーデックを搭載し、Dolby Atomsにも対応する。


RROG-LOKI-850P-SFX-L-GAMINGは、SFXよりもややサイズが長めのSFX-L規格で、ATX 3.0対応の850W電源ユニット。80 PLUS Platinum認定、CybenaticsもPlatinum評価で、静音認証「LAMBDA」がA判定と高い評価を得ている。



また、ARGBイルミネーションを備えた120mmファンを搭載し、Aura Syncでライティングを同期できる。

PCケースは小型ながら340mm長のビデオカードをサポートした全面メッシュ仕様のMini-ITXケース「K101 MESH 3F」を使用した。

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