正式版次第だが最低fpsが4Kでも60fpsと安心!
『アーマードコア6』以来、アクション性のあるロボットゲーム好きの次なる注目作となっている『MechaBREAK』は、記事用の性能検証中に、ちょうどオープンベータテスト(OBT)が行われていたので、オンラインモードに出撃した際のフレームレートをCapFrameXで測定してみた。


『MechaBREAK』は4K解像度でも平均フレームレートが106.1fpsと高め。WQHDに設定すると120fpsを超え、フルHDだと144fpsを超える。ベータテストでありながら1% Low Avarageが、4Kでも60fpsを超えているため高解像度でも安定した動作で遊べそうだ。
ちなみにオープンベータテスト版では、フレーム生成の項目はあるもののグレーアウトしていたので、正式版では使用できる見込みと考えれば、4K高解像度でも120fps以上の滑らかな動作でゲームがプレイできる期待感がある。
ただし、出撃シーンや撃墜された時、リザルト画面にてキャラクターの顔部分のテクスチャが崩れていた。これは、別で検証していた他社製のRadeon RX 9070シリーズでも起きていた現象だが、普段使用しているRadeon RX 7600では起きていない。
また、SNSでもRadeon RX 7000シリーズでは起きていないとのことなので、RDNA 4対応の最新ドライバとの相性問題の可能性がある。とはいえ、あくまでオープンベータテスト版での話であるのと、Radeonドライバとは別の問題である可能性もあるため、あまり気にする必要はないかもしれない。
4K高解像度でも軽いFPSなら200fps超え!
3月7日に配信され、シャードカードを駆使するといった独特のゲーム性とカジュアルな見た目で人気となっている5対5のヒーローシューターの『FragPunk』。AMD FSR 4にも対応しているため、今回ピックアップしてみた。
画質設定は「優秀」で、アップスケーリングは「AMD FSR 4」。フレーム制限はなし、垂直同期はオフ、グラフィックAPIはDirectX12、フレーム生成で「AMD FSR 3」を選択してゲーム内ベンチマーク機能でフレームレートを測定した。


『FragPunk』はカジュアルなビジュアルでとても軽く、フレーム生成を使用すると4Kでも平均224.4fps、1% Low Avarageですら158.7fpsと高く、240Hzの高リフレッシュレートディスプレイを活かせる結果となっている。4K&240Hzの高解像度&高リフレッシュレートディスプレイを使用し、ゲームのディテールを捉え、滑らかな映像でゲームをプレイしたい人にもオススメだ。
最高画質でも4Kで73fpsと快適動作
最後は毎回主人公の女の子の可愛さで話題となる「アトリエ」シリーズの最新作『ユミアのアトリエ』をピックアップ。画質は最高設定のHighにし、垂直同期はオフ、フレームレート制限は無制限でCapFrameXにてフレームレートを測定した。


4K高解像度だとそこそこ重いが、1% Low Avarageは及第点の30fpsを超え、平均73.4fpsとまずまず。60fpsを超え、普通に遊べているので快適と言える。『ユミアのアトリエ』は、コマンドバトルではなく、ボタンを押していくと技が出る、「テイルズ」シリーズのような戦闘システムとなっている。敵の攻撃に合わせて任意でガード、範囲攻撃は移動で範囲外に逃れるなどが可能。
画面が重くなると戦闘は厳しくなるが、現状4K高解像度でもそうした重さは感じないので、高解像度で快適に遊べる。マップが変わったり、戦闘のエフェクトが多くなる終盤などに気になったら画質を調整するだけで事が足りそうだ。
SFF対応で小型PCに収まる、かつ高性能で最新ゲームも快適!
PRIME-RX9070-O16Gは、2.5スロットと最近のミドルクラスのビデオカードとしてはスリム。最新のRDNA 4アーキテクチャ採用のGPUを備え、画質の向上した最新のアップスケール技術FSR 4に対応。現状、ある程度重いゲームも、ゲーム側がフレーム生成に対応していれば、高いフレームレートで動作し、4Kの高解像度でも60fps以上の動作で遊べる。

また、小型のMini-ITXマザーボードとケースで組めば、高さのないコンパクトで高性能なPCが出来、ミドルタワーほどの圧迫感がなく、省スペースで運用できる。持ち運びもラクなので、掃除もし易く、別の場所で使う際も車で運び易いなど利便性も高い。
もちろん手の平サイズのNUCやMac miniなどと比べると大きいが、最新ゲームが高解像度で動作し、高解像度の映像処理も行なえるクリエイティブ性能を持つPCでは、最も小型なPCが組める1台だろう。
最新ゲームや高度な映像編集などが行なえるPCが欲しいが、あまり場所を取りたくないといった人は、ASUSのPRIME-RX9070-O16GとMini-ITXマザーボードで、小型PCに挑戦してみてはいかがだろうか。
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