FF14は設定次第では4Kでも快適
さて、そんな小型PCだが、では実際に最新のRadeon RX 9070を搭載しているとはいえ、どの程度の性能を発揮するのだろうか?
別記事では「PRIME-RX9070-O16G」をオープンフレームに組みこんで、基本ベンチとして3DMarkの結果と、『モンスターハンターワイルズ』での性能をチェックしている。そこで、本稿では『モンスターハンターワイルズ』以外のゲームなどで、性能をチェックしてみたい。
まずは、定番のゲームベンチマークソフトである『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』のベンチマークソフトでスコアを測定してみた。フレームレートは小数点第2以下を四捨五入している。画質は「最高品質」で、アップスケールタイプは「AMD FSR」、ダイナミックレゾリューションは無効にして計測している。

AMD Softwareのドライババージョンは「25.3.1」で、GPU Tweak IIIで「OCモード」を有効にして以降の計測は行なっている。


3840×2160ドットの4Kでは、スコアが10000は超えたものの、2番目に評価の高い「とても快適」(11000以上)には届いていない。
しかし、フレームレートは平均74.6fpsと60fpsを超えているため、十分快適に動作している。ダイナミックレゾリューションを有効にすれば、よりフレームレートが向上して、さらにスコアが伸びそうだ。
FSR 4&フレーム生成効果で4Kでも平均146fps!
次にRDNA 4から使用できるFSR 4対応タイトルとして『Call of Duty: Black Ops 6』のベンチマーク機能で、性能をチェックしてみた。グラフィックプリセットは最も重い「極限」に設定。「AMD FSR 4」(FSR 4)を使用し、フレーム生成もオンにして測定している。
『Call of Duty: Black Ops 6』機能では、平均以外に下位5%と、下位1%のフレームレートが計測されるため、全ての結果を図版に落とし込んだ。


『Call of Duty: Black Ops 6』は、4Kの最高画質でもFSR 4&フレーム生成で平均146fpsと、144Hzディスプレイが活かせる結果となった。水中を泳ぐシーンや、爆発のシーンでは瞬間的にフレームレートが下がったが、4Kでも下位1%で67fpsと60fpsを超えているので、とても快適にゲームが楽しめるだろう。
WQHDでならフルHD並みに滑らかな動作で遊べる
今度はPC版の「ファイナルファンタジー」シリーズとしては最新の『FINAL FANTASY VII REBIRTH』でもチェックしてみた。グラフィックプリセットは「高」、画面同期はオフにできないためデフォルトの「VSync」にし、動的解像度もデフォルト設定のママにし、CapFrameXでフレームレートを測定した。平均と1% Low Averageの数値を採用している。。


4K解像度では、1% Low Averageが20fpsとやや心もとない数値となった。平均フレームレートは82.5fpsと60fpsは軽く超え、測定時の体感的には画面のカク付きなどを感じなかった。
アクション性があるとはいえ、ソロプレイのRPGではあるので、特に気にする必要はないと思うが、どうにも画面のカク付きが気になる人は、画質設定を調整するとイイだろう。解像度をWQHDにすると、1% Low Averageも49.9fps、フルHDですら55.9fpsと考えれば十分高い数値を維持している。
WQHDとフルHDの平均fpsの差は約4fpsと少ない。GPUパワーがある程度の範囲内なら、おそらく120fpsを上限に動作する可能性があるので、WQHD以上で遊ぶことをオススメしたい。
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