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独自UIでまさにゲーム機ライク!現行機最高クラスのスペックなROG Xbox Ally X&高コスパなROG Xbox Ally、使い勝手から性能までガッツリ検証

目次
  • 文●ハッチ

Xboxワイヤレスコントローラーと似た感覚でプレイできる

 ROG Xbox Allyはデザイン面でもXboxの名を冠するに相応しい特徴を採用している。一般的なゲーム機型PCは、Nintendo Switch 2などのゲーム機と同じように、タブレットの液晶の左右にジョイスティックやXYBAボタン、十字キーを、LRボタンとLRトリガーを備え、手で握るグリップ部は、指が引っかかり易いように液晶部よりも背面に盛り上がっている。

ROG Xbox Ally X(上)と、ROG Xbox Ally(下)は、形状やボタン配置、ボディーのシボ加工位置などは全部同じ。カラーのみ異なる

 しかし、ROG Xbox Allyシリーズは、グリップ部分がXboxに付属するXboxワイヤレスコントローラ―のグリップ部分を、そのまま組み込んだようなデザインを採用。握った際に、小指と人差し指が、グリップの側面から内側にやや入り込むようにしっかりホールドできる。

 また、本体の背面の左右には、カスタマイズできるm1、m2ボタンを備えるが、初期型のROG Allyよりもボタンのサイズが小型で、内寄りな配置となっている。この形状などはROG Ally Xに似通っていて、中指を意識して伸ばさないと触れられない絶妙な位置にあり、誤動作がし辛くなっている。

背面の中央には、光の反射で虹色に光って見えるラインや、カスタムボタンを備えている
背面デザインもROG Xbox Ally XとROG Xbox Allyとで変わらないが、カラーが違うだけで見た目の印象は多少異なる
指のかかりが、一般的なゲーム機型PCよりも深く、しっかりとしたホールド感がある

 また、グリップとLRボタン、LRトリガーには滑り止めのシボ加工が施されている。LRボタンは中央に向かって盛り上がるデザインとなっていて、指を置いて探り易い。シボ加工は滑り止めになって、操作性は向上させてくれるが、手の皮脂が付着してしまうので、粘着クリーナーなどで掃除しないと、汚れが目立つようになりそうな点だけ、少し気になった。

シボ加工はグリップの背面にびっしり施されている
LRボタンやLRトリガーにもシボ加工があり、指で触って認識し易い

 Xboxワイヤレスコントローラ―は、Windows OSを提供するマイクロソフト社が販売しているため、XboxのロゴがあるXboxボタンをクリックすることで、Windows 11のゲーム機能である「Game Bar」が起動するなど、Windows PCと相性が良い。

 そのため、ゲームパッドを使ってPCでゲームをプレイするユーザーには、好まれる傾向にある。そうしたユーザーにとっては、いつものXboxワイヤレスコントローラ―を使っている感覚で、PCゲームがプレイできるようになっている。

USB Type-Cポートが2つあり、拡張性が向上

 インターフェースはどちらも上部に集約され、底面には何もない。前述したスペック表にも記したが、上部のUSB Type-Cポートがどちらも2つあるが、ROG Xbox AllyがどちらもUSB 3.2 Gen 2(10Gbps)であるのに対して、ROG Xbox Ally Xは外側の1ポートがUSB4(40Gbps)になっている。

 USBポート以外には、microSDXCカードスロット、3.5mmのマイクロホン/ヘッドホン/ヘッドセットコンボジャックを備える。また、電源ボタンは指紋認証に対応する。

インターフェースの配置や数は一緒だが、USB Type-Cが1ポートだけ性能が異なる

 そのため、USB4対応の外付けSSDや、USBハブを使用することで、より高速にデータ転送ができる。また、eGPUボックスにケーブル1本で接続し、より高性能な外付けGPU(dGPU)で、ゲーミングデスクトップPC並みの性能に向上させられるアドバンテージがある。

 発売が延期しているようだが、ASUSはGeForce RTX 5070Ti Laptopまたは5090 Laptopを備えたモバイルeGPUボックス「XG Mobile(2025)」を発売する予定だ。eGPUボックスを接続する際のドライバーによっては、本体のiGPUの設定が切り替わらないなどの不具合が発生する例もあり、ややコアユーザー向けだ。

 一方で、XG Mobileはデスクトップ用のビデオカードを搭載するeGPUボックスよりも小型で、かつASUS推奨のため安心して使える利点がある。もちろん高価ではあるが、そうしたメリットがある点も踏まえて購入を検討しよう。

写真はイメージ。今回はお借りした試遊機なので、実際にeGPUボックスでの検証は行なっていないが、USB4でeGPUボックスを接続しても、フルタワーのデスクトップPCよりは省スペースで、高性能なゲーミングPC並みの性能でゲームが遊べる
現在予約受付中のXG Mobile(2025)は、高性能で小型なだけあってGeForce RTX 5070Ti Laptop搭載モデルで直販価格24万9800円(税込)とやや高価

 この仕様の違いに関しても、もちろんROG Xbox Allyの方のコストを抑えたい狙いもあると思うが、ROG Xbox Allyを選ぶユーザーは、スペックを求めないカジュアルゲーマーを想定しているためだろう。

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