- 文●ハッチ
サウンドはDolby Atmosに対応
ROG Xbox AllyシリーズのスピーカーはDolby Atmosに対応し、アプリもプリインストールされていた。スピーカーは正面に2つあるが、正面からだけでなく高さの音が加わり、迫力あるサウンドで映画やゲームが楽しめる。

また、Dolby Atmos対応のヘッドセットなどを使用することも可能。実際にAVIOTのWA-V1を接続して、ゲームをプレイしたところ、高さの音が加わった広がりのあるサウンドでゲームがプレイできた。

クラウドゲームなども快適!限定的だが2つのゲームも切り替え可能
ROG Xbox Allyシリーズでは、Xbox Remote Playを使用すれば、ゲーム機のXboxとリモートで接続して、Xboxにインストールしたゲームも直接プレイできるとしている。筆者は残念ながらXboxは所持していないので試せていないが、Steam LinkでデスクトップPCに接続してゲームをプレイしたり、GeForce Nowでのクラウドゲーミングも試した。
ROG Xbox Allyは、10GBの回線を差したASUSのWi-Fi 7ルーター「RT-BE92U」に接続して試した。

ROG Xbox Ally XはWi-Fi 7ではなくWi-Fi 6E対応だが、それでもダウンロードで1600Mbpsを超えるなど、かなり高速な環境で試している。



Xboxを所持している人は、Xbox Play Anywhere対応ゲームならXboxでもROG Xbox Ally、どちらでもプレイできるほか、このようにリモートプレイでもゲームが遊べる。普段はTVの大画面でゲームをプレイするが、くつろいだ体制で手元でゲームをプレイしたい人にもROG Xbox Allyシリーズは活躍する。
また、ROG Xbox Allyシリーズでは、さすがにSteamでインストールしたゲームを2つ同時に起動することはできないが、SteamのゲームとXbox Game Passのゲームを同時に起動することができた。もちろん、一般的なPCでもプラットフォームが異なれば同時にゲームを起動できるが、どちらも動作しているため、どちらの音も聞こえる状態で、リソースもフルで使っている。
しかし、ROG Xbox Allyシリーズでは、Xboxフルスクリーンエクスペリエンスのみ起動した状態だと、アクティブになっていない方のゲームは、自動的に一時停止状態になり、リソースが抑えられ音も聞こえなくなる。そのうえで、Xboxボタンを長押しし、タスクの一覧を表示して切り替えれば、素早く2つ目のゲームが起動でき、バックグラウンドのゲームは一時停止され切り替えられた。
Xboxのクイックレジューム機能とまではいかないが、Steam以外のゲームも良く遊ぶといった人には、ちょっとユニークな
ストレージはROG Xbox AllyよりもROG Xbox Ally Xの方が高速
さて、では最後に気になるROG Xbox Ally Xの性能を見ていきたい。まずはストレージの性能をチェックしていこう。ROG Xbox Ally XとROG Xbox Allyそれぞれ、どこのストレージが採用されているかをCrystalDiskInfoで確認し、定番の計測ソフトCrystalDiskMarkでの測定結果を見ていこう。




ストレージの規格はどちらもPCIe 4.0×4だが、ROG Xbox Ally は中国のFORESEE製「FSB0C512G-B7C7200」で、ROG Xbox Ally XはSAMSUNG製の「MZVMA1T0HCLD-00BTW」となっていて、シーケンシャルリードで2000MB/sほど、ROG Xbox Ally Xの方が速度が速かった。
念のため、3DMarkのStorage Benchmarkの結果も確認してみたところ、やはり若干ROG Xbox Ally Xの方が速度が速い結果となっていた。


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