GPU性能は最強クラス!
今度は古くから軽いゲームの定番となっていて、初代GPD WINから計測を続けている『ドラゴンクエスト10』ベンチマークソフトの結果と比較してみた。ちなみに、初代GPD WINなど古い機種は、解像度が1280×720ドットと低かったため、解像度はそれに合わせ、画質は「標準品質」として計測している。

以前の「Claw A1M」も発売当初は性能が振るわなかったが、筆者が記事化した時点では、ドライバーバージョンが更新され、MSIが性能が150%アップしたと謳ったとおり、今までで最上位の性能を示していた。しかし、「Claw 8 AI+ A2VM」はその結果を塗り替える1万9000台を超える性能を示している。
念のため、解像度を「1920×1080ドット」のフルHD、画質を「最高品質」にしても計測してみた。

最高設定でもフルHDなら、1万7029と高いスコアを示し、もちろん最高評価の「すごく快適」評価となっている。デスクトップPCとして大型のディスプレイに接続しても、フルHD以上の高解像度で快適に遊べるだろう。
もう1つ実ゲームの定番ベンチマークソフトとして、『ファイナルファンタジーXIV』のベンチマークソフトの結果も見ていきたい。『ファイナルファンタジーXIV』は何度かバージョンアップを繰り返し、現行の『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』では、FSRやDLSSといったアップスケーリングに対応した。
『ドラゴンクエスト10』ベンチマークほどは過去製品の結果は残っていないが、『黄金のレガシー』より1つ前の『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』のベンチマークでも計測。加えて、『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』のベンチマークソフトでも使用し、過去に計測して筆者が記録を残していた製品の結果とも比較してみた。


『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』では、『ドラゴンクエスト10』ベンチマークと同じく、今までは「Claw A1M」が最も高いスコアを示していたところ、それを4500以上更新している。『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』でも、「ZOTAC ZONE」や「ROG Ally X」といった、比較的新しく高性能な競合製品よりも5000以上高いスコアを示している。
ちなみに、『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』以降の評価結果は、8000~10999までが「快適」、11000~14999までが「とても快適」、15000以上が最高評価の「非常に快適」となる。『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ではHD画質(1280×720ドット)なら「非常に快適」で、『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』でも「とても快適」と、競合よりも1段階上の評価になっている。
GPUの定番ベンチマークソフトである「3DMark」の結果もいくつか見ていきたい。古い機種との比較は「Fire Strike」と「Time Spy」だけで比較。それを含めて「Claw 8 AI+ A2VM」だけ計測した複数のテストも図版化しておく。


傾向は他の実ゲームベンチと同じだ。「Claw 8 AI+ A2VM」は他のどの製品よりも高いスコアを出している。また、レイトレーシングも使用した中負荷の「Steel Nomad Light」では24.45fps、解像度2560×1440ドットでDirectX 12対応GPU測定用の「Time Spy」はGraphics test 1で50.83fpsと低かったが、Wild Lifeでは175.29fpsという結果で、軽めのテストではかなり高めのスコアを示している。
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