60fps制限のゲームは余裕、軽めのFPSやアクションゲームなども快適!
ここからは、実際にゲームをプレイした際のフレームレートをCapFrameXで測定したフレームレートを見ていきたい。ゲームによっては画質のプリセット名はいろいろあるが、分かり辛いので画質に関わる設定は、すべて「品質」と統一表記している。
ちなみに「Claw 8 AI+ A2VM」は、冒頭で解説したようにアスペクト比が16:10で解像度が1920×1200ドットとややディスプレイが縦長だ。
これまで競合製品では1920×1080ドット(1080p)、1600×900ドット(900p)、1280×720ドット(720p)と3パターンの解像度での計測をしていたが、1600×900ドットまたは1600×1000ドットが選択できないゲームに関しては、1920×1080ドットと1280×720ドットの2パターンで計測している。ちなみに1% Low Avarageを最小値として採用している。
まずは根強い人気のFPS『Apex Legends』を測定。『Apex Legends』はプリセットがないため、デフォルト設定のママで計測した。


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『Apex Legends』は1280×720ドットでは平均120fpsを超え、1920×1080ドットのフルHDでも平均80fpsと高いフレームレートで動作している。『Apex Legends』などのFPSは、レイトレーシング対応のCall of Dutyなど以外は、割と軽めのタイトルが多いので、「Claw 8 AI+ A2VM」を手に持って遊ぶなら十分快適だろう。
大型のディスプレイを接続した場合も、フルHDなら遊べそうだが、WQHD以上になると厳しいと思うので、高解像度でプレイしたい場合は、eGPUボックスを使用することをオススメしたい。
今度はジャンルを変えて格闘ゲームから、「餓狼伝説」シリーズの最新作『餓狼伝説 City of the Wolves』で計測してみた。

『餓狼伝説 City of the Wolves』は多くの格闘ゲームと同じく60フレーム制限されていて、かつ軽め。1920×1080ドットでも平均59.9fpsとほぼ60fpsに張り付きで快適にゲームがプレイできている。今回は時間の関係上試していないが、画質設定を下げたら、WQHDでも遊べる可能性がある。
重いゲームも試してみたいので、今年一番話題となった『モンスターハンターワイルズ』でもフレームレートを計測してみた。画質は起動した際に選ばれていた「最低」に。本作ではインテルのアップスケーリング技術「XeSS」にも対応しているが、フレーム生成が試用できないため、Intel Arc GPUなら使用できるAMD FSR(ただしFSR 4は非対応なので3.1)を選択。
フレーム生成を有効にし、筆者が過去に計測した限り比較的重いと思われる「緋の森」で、リオレイアの討伐の狩猟に出てから遭遇、戦闘までの一連の流れを一定時間行なった際のフレームレートを測定している。

『モンスターハンターワイルズ』は16:10のアスペクト比に対応しているため、1920×1200ドットが選択でき画面いっぱいにプレイが可能。フレームレートは1920×1200ドットで平均48.4fpsと、まあまあ動作しているが、最小値は20.6fpsとやや心もとない。
1600×1000ドットならば、最小値41.8fpsと30fpsを超えているが、やはり画質が「最低」だと画面が小さいとはいえ、背景テクスチャのディテールが粗すぎるので、画質を「中」設定くらいにして1280×720ドットで遊ぶのが良さそうだ。
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